
GPTsの活用とシステムプロンプトについて
近年、ChatGPTのカスタマイズ機能「GPTs」が注目を集めています。GPTsを活用することで、特定の用途に特化したAIアシスタントを簡単に作成できるようになりました。本記事では、GPTsのシステムプロンプトについて説明するとともに、実際にGPTsを活用したフォーマット変換の具体的な流れを紹介します。 1. GPTsのシステムプロンプトとは? GPTsは、ユーザーが独自のカスタマイズを加えたChatGPTの派生モデルです。このカスタマイズの中心となるのが「システムプロンプト」です。 システムプロンプトとは、GPTsがどのように振る舞うかを決定する基本ルールのことです。たとえば、 どのような役割を持つか(例:「専門的なライター」「データ解析アシスタント」) どのような口調や文体で応答するか どのような情報を優先的に提供するか といった内容をシステムプロンプトに設定することで、特定の用途に最適化されたGPTsを構築できます。 システムプロンプトの例 以下は、原稿のフォーマット変換を行うGPTsのシステムプロンプトの例です。 【使命・ミッション】ユーザーの入力を「食産フォーマット.docx」に基づいてHTML形式で出力してください。 【ルール】###項目全体の出力ルール###入力は省略せず、全て出力してください。項目の内容が「-」の場合は、そのまま「-」を出力してください。「食産フォーマット.docx」にあるhtmlタグ以外は「ルール」に記載のもの以外はつけないでください。「項目ごと削除」の指定がある項目については、内容が空欄であれば項目自体を削除してください。入力例:A:BCDE G: H:123 出力例:<strong>【A】</strong> BCDE <strong>【H】</strong> 123 ###「別名」の出力形式###カンマ区切りで1単語と認識してください。入力例:ABCD, DEFG HI,JKL 出力例:ABCD, DEFGHI,JKL ###URLの出力形式###URLは <a href=""></a> タグで記述してください。...