ECプラットフォームのmakeshop(メイクショップ)とShopify(ショッピファイ)は、どちらも利用者の多いSaas型ECカートシステムです。
今回の記事ではmakeshopとShopifyのどちらを利用するか検討する場合に、ポイントになる点について解説します。
<目次>
Saas型ECカートシステムは、ECのためのソフトウェアが一通りクラウドにイントールされており、それを利用してECサイトを構築できるサービスです。
そのため、サーバーやネットワーク構築不要で、ECサイトを構築できます。また、法改正や基本的なアップデートはベンダーが行うため、開発コストも最低限で押さえることができます。
ただ、ベンダーから提供された枠組みの中でECサイトを構築する必要があるため、連携できるサービスに制限があるなど、ECパッケージやフルスクラッチでの制作と比較すると制限がある程度あります。
【共通点】
・月商数百万円規模以上のECサイト向け
・無料体験期間がある
どちらも有料のSaas型ECカートシステムのため、ある程度の売上規模のあるECサイトで使われることが多いECプラットフォームになります。
【相違点】
・基本機能:makeshop充実、Shopify最小限
・商品登録数:makeshop制限あり※、Shopify無制限
サイトを運営する上で必要な機能数や、取り扱い商品のボリュームによっても、どちらを選択するか変わってきます。
※makeshop商品登録数制限は10,000点
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・日本語で対応してほしい
・html,cssがよくわからない
・会員制・BtoB-ECサイトをつくりたい
・多店舗展開をしたい
<メリット>
・日本でのショップ運営で必要な機能が標準装備されている
・カスタマーサポートが丁寧
・国産カートならではの安心感
<デメリット>
・費用がやや高め※
・機能が決まっているので取捨選択できない
※費用はmakeshopプレミアム12,100円/月とshopifyベーシック33ドル/月の比較
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<こんな方にオススメ!>
・トレンドに合わせたサイト構築を行いたい
・複数の販売チャネルを活用したい
・海外向けの販売にも力を入れたい
<メリット>
・導入コストが低い
・アプリによる機能追加で拡張性が高い
・ブログ機能が標準装備
・越境ECに対応しやすい
<デメリット>
・海外産カートのため英語が残されている部分がある
・アプリを追加しすぎると高額になる
・HTMLの知識が必要になる場面もある
・日本では必須の機能が標準では無い場合が多い
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いかがだったでしょうか。
今回は国産カートのmakeshopと、海外産カートのShopifyを比較いたしました。
makeshopは、日本のショップ運営で必要な機能が標準装備されているため、構築予定のショップで必要な機能がmakeshopで揃い、社内でのコード編集などをできるだけ簡略化したい場合におすすめです。
一方、Shopifyに関しては、豊富なアプリやデザインテーマを活用し、トレンドに合わせたサイト構築を行う場合や、一般的なSaas型ECカートシステムにはない機能をカスタマイズして入れたい場合におすすめです。
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