ECサイト運営者様必見:Shopify「従来のお客様アカウント」廃止へ!「新しいアカウント」への移行の注意点とおすすめ対応アプリ3選【2026年最新】

ECサイト運営者様必見:Shopify「従来のお客様アカウント」廃止へ!「新しいアカウント」への移行の注意点とおすすめ対応アプリ3選【2026年最新】

Shopifyを使ってECサイトを運営されている皆様、ストアの「お客様アカウント(マイページ)」の仕様変更についてご存知でしょうか。

これまで標準的に利用されてきた「従来のお客様アカウント」が非推奨となり、将来的に「新しいお客様アカウント」への移行が必須となることがアナウンスされています。

今回は、「従来のお客様アカウント」廃止による影響と、「新しいアカウント」を活かしてストアを運営するためのおすすめアプリについて具体的に解説します。

 

「新しいアカウント」で用意されているログイン画面
新しいアカウントのログイン画面

※ 以下の内容は本記事作成時点の情報です。最新の情報や各サイトの個別の対応については直接、Shopifyの技術情報をご確認いただくか、サポートへのお問い合わせを推奨します
※ 紫色の[Shopで続行する]ボタン(Shop Pay)は引き続き、設定で利用するかしないか選択できます


<目次>

・「従来のお客様アカウント」廃止で何が起きるのか

・なぜShopifyは仕様を変えるのか?「新しいアカウント」のメリット

・何もしないとどうなるのか

・具体的に何をすれば良いのか


■「従来のお客様アカウント」廃止で何が起きるのか

これまでShopifyでは、ID(メールアドレス)とパスワードでログインする形式の「従来のお客様アカウント」が使われてきました。また、このページはLiquid(テンプレート言語)を用いて自由にコードを編集し、カスタマイズすることができました。

しかし、今後のアップデートにより以下の大きな変更が予定されています。

1. パスワードの廃止(パスワードレス認証へ)

ログイン時にパスワードが不要になり、登録メールアドレス宛に届く「6桁のワンタイムコード」を入力する形式になります。

2. アカウント系ページのLiquidコード編集が不可に

直接コードを書き込んでいたアカウント系ページが編集不可となり、今後は「Customer account UI extensions」という仕組みを利用し、対応するShopifyアプリのブロックを配置してカスタマイズする仕様へと移行します。

アカウント系ページ=ログイン画面、ログイン後のマイページ、住所管理ページ

3. 新規登録フォームの廃止

「新しいアカウント」では、ログイン画面と新規登録画面が統合されたため、元々あった氏名を入力する欄がなくなりました。また、Liquidの編集により追加していた生年月日等の入力欄や、規約への同意を必須化する仕組みは、アプリを追加しないと継続できません。

新旧のログイン画面


■なぜShopifyは仕様を変えるのか?「新しいアカウント」のメリット

「Liquidで自由に編集できなくなるなんて、デメリットばかりでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はストアとお客様双方にとって大きなメリットが存在します。

【新アカウントで標準搭載される便利機能】
今回の移行により、今までアプリや複雑な実装が必要だった機能が標準で利用できるようになります。

セルフサービス返品とストアクレジット設定画面

 

  • ソーシャルログイン:GoogleまたはFacebookアカウントを追加できます。
  • セルフサービス返品: お客様自身がマイページから返品リクエストを送信・管理できるようになり、カスタマーサポートの手間を大幅に削減できます。
  • ストアクレジット: 返金やキャンペーン特典として、ストア内で使えるクレジットをお客様に付与し、確認させることが可能になります。


【AI時代を見据えた「次世代コマース体験」への布石】
Shopifyがこのような根本的な構造変更を行う最大の狙いは、「AIとのチャット中にそのまま商品を購入・管理する」といった次世代の購買体験にフィットさせるためだと考えられます。
これまでのようにLiquidで無理やりカスタマイズした複雑なページではなく、標準化された拡張機能(UI extensions)を用いることで、将来的にはどんなプラットフォームやデバイスからでも、安全かつスムーズにマイページ機能にアクセスできるような世界を目指しているのではないでしょうか。


■何もしないとどうなるのか

「従来のお客様アカウント」は完全廃止(Sunset/サンセット)が予定されており、将来的に既存ストアも「新しいお客様アカウント」へ強制移行される可能性が高いです。その際、準備をしていないと以下の事が発生する恐れがあります。

  • 従来のアカウントページに独自で追加していた(アンケートや注意書き等)が表示されなくなる
  • マイページに表示させていたアプリ(ポイント機能やサブスク機能など)が、新環境に対応しておらず正常に動かなくなる
  • 会員向けのメルマガ等に記載していた、旧マイページへの直リンク(/account/login等)の動線に影響が出る
    ※新アカウントに切り替わると、標準のアカウントURLが「https://shopify.com/○○/account」のようにShopifyドメインに変更されます(設定により自社ドメインへ変更することも可能です)。


■具体的に何をすれば良いのか

  1. 現在のお客様アカウントの設定状況を確認
  2. 何に影響が出るか(独自カスタマイズの有無)を確認
  3. 新アカウントの仕様(UI extensions)に対応したアプリの導入


1.現在のお客様アカウントの設定状況を確認

Shopifyの管理画面から、「設定 > お客様アカウント」と進み、現在「従来のお客様アカウント」と「新しいお客様アカウント」のどちらが有効になっているかを確認します。

2.何に影響が出るか確認

現在のマイページで「Liquidによる独自のコード編集を行っているか」「マイページ内にアプリで表示させている項目があるか」を洗い出します。これらが「新しいお客様アカウント」に切り替わった際に代替可能か、開発元の対応状況を調べる必要があります。

3.新しいアカウントの仕様に対応したアプリの導入

新しいマイページはコード編集ができない分、対応アプリを入れることでシームレスで美しいデザインをブロック感覚で構築できるのが強みです。

そこで今回は、いち早く新マイページ環境(UI extensions)に対応している人気アプリ「Appstle」「Smile」「Order Printer Pro」の3つをピックアップし、それぞれの特徴をまとめました。

項目 Appstle Subscriptions Smile ポイント・
ロイヤルティプログラム
Order Printer Pro
機能の概要 サブスク(定期購買) ポイント・リワード付与 領収書・納品書発行
新マイページで
できること
マイページ内にサブスク管理ブロックを埋め込み可能。お客様自身で「次回スキップ」や「日付変更」が直感的に行えます。 ログインすると「現在の保有ポイント」や「引き換え可能なクーポン」がマイページ上に美しく表示されます。 マイページの注文履歴画面に「領収書をダウンロード」というボタンを直接追加でき、個別の発行依頼を減らせます。
導入のメリット 顧客が自分で管理しやすくなり、問い合わせや解約を防ぐ効果が高い。 ポイントの確認がスムーズになり、リピート購入のモチベーションが向上。 日本の商習慣に必須。自動化により運営側の業務負担が激減。
料金(目安) 無料プランあり
(月額$10〜)
無料プランあり
(月額$15〜)
無料プランあり
(月額$10〜)


【各アプリの対応イメージ】

Appstle Subscriptions:マイページ内でサブスク管理を完結

導入すると、まずは商品ページにこのような分かりやすいサブスクリプション(定期購入)の選択肢(ウィジェット)が表示されます。

Appstle商品ページイメージ

ここで購入したお客様は、新しいマイページ環境に移行しても、Shopifyのネイティブな注文履歴と同じ画面内で「次回スキップ」や「お届け日の変更」などのサブスク管理を迷わず行うことができます。


Smile ポイント・ロイヤルティプログラム:保有ポイントをひと目で確認

ポイントアプリですが、ブロックとしてマイページ内に組み込むことが可能です。お客様がログインした瞬間に自分のステータスが分かるため、LTV向上に大きく貢献します。

Smileポイントマイページイメージ01

Smileポイントマイページイメージ02


Order Printer Pro:注文履歴からワンクリックで領収書ダウンロード

BtoBの取引や、ギフト需要が多いストアには欠かせない、帳票発行アプリです。
新しいマイページでは、各注文の横にPDFダウンロード用のボタンを簡単に配置できるため、お客様が迷わず領収書を取得できます。

領収書ダウンロードボタンイメージ


いかがでしたか?
Shopifyを利用していると、年に何度か様々な機能改善を含む、大型のアップデートがあり、追加料金無しでもその恩恵にあずかれるので、ありがたい反面、運営者側がShopifyのアップデートに合わせて行動しないといけない側面もあります。

自分で調べても対処方法がわからない場合、コミュニティをのぞいてみたり、専門業者に依頼や相談をするのも一手ですね。

技術の進歩が目覚ましく変化が激しい時代、専門知識がある法人/個人が提供する保守サービスの利用は「転ばぬ先の杖」として、お勧めです。弊社でも、保守サービスを提供しており、こういった情報をいち早くキャッチアップして、お伝えしたり、簡便なカスタマイズであれば、追加料金無しで対応できる部分もあります。


■運営会社紹介

フォーミックスはShopify認定パートナーです。

初めてのネットショップ構築から運用支援まで、幅広くサポートしています。

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著者名:Watanabe

気持ちは新人、実は10年目のプログラマー。よくPCが似合わないと言われる。

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